環境事業

焼却設備-枝葉(草類、植木類)の処理

補助燃料を使わない、省エネ焼却炉!!

枝葉(草類、植木類)の処理

本計画は、補助燃料(木屑、灯油、LPG等)に頼らず、焼却炉と乾燥機を用いて一日に廃出する生の枝葉等の残渣を1日サイクルで廃出量、完全炭化共ほぼ処理できるとするものです。

焼却炉の燃料は廃出する残渣とし、その際に発生する熱を利用し温水を作り、その温水から温風を取り出し廃出する生の残渣を乾燥させ燃焼効率を上げて完全炭化させるサイクルです。

※乾燥させた生の枝葉等の残渣から得られる熱量は限りがあるため、乾燥以外で給湯用等への利用はできません。

枝葉処理

設備性能一覧

条件:枝葉の生の残渣約1トンの処理を行った場合です。(菊の枝葉)

ご提案設備 菊枝葉用焼却炉・乾燥機
 WG-800焼却炉 (温水利用型)
 乾燥機 (温水コイル、送風機)
  ※メーカー:ワールドテクノ(株)
設備処理能力 菊枝葉用乾燥機: 乾燥前の菊の枝葉 925kg/日
(乾燥後重量 約300kg)
WG-800焼却炉 :乾燥後の菊の枝葉 300kg/日
(温水利用型) (焼却後の灰重量 約20kg)
菊の枝葉(燃料)の
含水率
乾燥前 : 約80~85%
乾燥後 : 約10~15%
燃料 本設備で乾燥させた菊の枝葉  300kg/日
補助燃料 ほぼ不要
(廃出量が計画より多い場合又は使用条件等の理由によりLPG、
灯油等の設備が必要となる場合もあります)
温水温度 80度(入口) 60度(出口)
温水の使用目的 菊枝葉用乾燥機
焼却炉稼動時間 6時間/日 150時間/月 1,800時間/年

参考年間ランニングコスト

条件:枝葉の生の残渣約1トンの処理を行った場合です。(菊の枝葉)

年間灰処理費 21kg/日×300日/年×40円/kg+100,000/年
(産廃時ダイオキシン測定費)
¥352,000
年間電力費 {3.7kw(乾燥機)+1.5kw(焼却炉)
 +0.4kw(循環ポンプ)×1,800時間/年×18円/kw
¥181,440
薬品(清缶)費 軟水器用工業塩
500円/袋×12
¥18,000
ダイオキシン測定費
(焼却炉に関して)
測定義務不要 ¥0
主な消耗品 耐火ロストル/5年、耐火煉瓦(一部)/6年 ¥30,000
合計 灰を産廃処分した場合 ¥594,940/年
灰を肥料として利用した場合 ¥229,440/年

※全ての単価は地区によって異なります。

※人件費、消費税は別途です。

※乾燥物、燃焼物の処理量の増減や、環境条件、運転条件によって変動します。
上記金額はあくまで参考として下さい。

※灰を肥料としてお使いになる場合は灰の処理費は不要です。

焼却炉環境対策

条件:枝葉の生の残渣約1トンの処理を行った場合です。(菊の枝葉)

火床面積 0.5㎡未満
焼却能力 49.9kg/h
燃焼ガス温度 800度以上
法規 届出不要
排ガス測定 義務無し
排ガス濃度 ダイオキシン :5ngTEQ/N㎥
煤塵、灰 :3ngTEQ/N㎥
構造基準対策 二重扉(電子ロック)、消煙バーナー、サイクロン集塵機
エジェクターファン、温度センサー、2次焼却炉、アルマー加工